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貸付金の償還を早く終わらせたい場合や利息を軽減したい場合などには、繰上償還制度を利用できます。
繰上償還の種類
償還していない元金と利息の全額を繰り上げて返済する全額繰上償還と、一部だけを繰り上げて返済する一部繰上償還とがあります。
全額繰上償還 | 未償還元利金の全額を償還 |
一部繰上償還 | 1か月分の償還額以上であれば希望の金額を償還できます。一部繰上償還をすることによって、償還回数の短縮及び償還額の変更ができます。ただし、例月償還が期末償還より先に終了する変更はできません。 |
お気軽にご相談ください ☎
繰上償還をご検討の方、償還額の見直しをお考えの方は、貸付収納担当までお気軽にご相談ください。償還額の変更の仕方や、償還期間の短縮方法など、シミュレーションをしながらお答えします。繰上償還による利息軽減・償還回数変更等の事例も参考にしてください。
償還表をご活用ください |
毎月いくら利息を払っているか、返済が完了するのはいつか等は、お配りしている償還表で確認できます。 |
繰上償還の流れ ~手続はカンタン!3ステップで完了します~
ステップ① 申請書に必要事項を記入し提出する。 |
ステップ② 払込書を受け取る。 |
ステップ③ 繰上償還額を支払う。 |
① 申請は、「繰上償還申請書」1枚を提出するだけ※です。押印も不要です。交換便・郵便等で、直接、都共済に提出してください。
② 都共済から申請者へ払込書を直接送付するので受け取ってください(繰上償還をする月の初め頃)。
③ ②の払込書を使用し、金融機関で払い込んでください。みずほ銀行及びゆうちょ銀行の場合は、ATM・インターネットバンキング等での払込みも可能です。
※ 一部繰上償還をご希望の場合、直近の給与明細書(写し)を提出いただく場合があります。
事務手数料はかかりません |
都共済への事務手数料は不要です。ただし、金融機関へ払い込む際の手数料は本人負担です。 |
払込方法 ~利用する金融機関によって払込方法や払込期限が異なります~
右記以外の金融機関 | みずほ銀行・ゆうちょ銀行 |
窓口での「文書振込」※のみ | 窓口、ATM、インターネットバンキング等 |
※「文書振込」に対応していない金融機関もあるので、事前に金融機関へ確認をしてください。
繰上償還の日程(令和6年度)
令和6年度の繰上償還日程表は次のとおりです。
その他留意点
1 借換えをする場合の融資実行日は、払込書を受け取る日から払込期限の間に設定してください。
2 払込期限経過後の払込みはできません。払込みができなかった場合又は繰上償還を取りやめる場合は、貸付収納担当まで速やかに電話で連絡してください。
3 繰上償還をする月も給与控除(期末を含む)があります。全額繰上償還をする場合の払込金額は、繰上償還をする月の給与・期末控除後の金額となります。
4 一部繰上償還によって償還額の増額又は償還回数の変更を希望する場合のみ、繰上償還申請書に「直近の給与明細書(写し)」を添付してください。
5 住宅借入金等特別控除を受けている方が、一部繰上償還によって、償還開始から償還完了までの期間が10年未満となった場合は、特別控除を受けられません。
退職前に繰上償還を希望される方へ
退職する月に繰上償還はできません。例えば、令和7年3月に退職する方は2月まで繰上償還ができます。2月に繰上償還をする方は、1月27日までに申請書を提出してください。
繰上償還による利息軽減・償還回数変更等の事例
事例2 繰上償還に加え、償還額を増やしたい(2万円→5万円)
※ 以下は、令和5年6月に繰上償還を実施した場合の事例です。
事例1 まとまったお金ができたので返済をしたい |
貸付金額・・・・・・・1,000万円 貸付期間・・・・・・・平成19年7月~令和19年6月 償還額・・・・・・・・例月払 35,500円 現在の未償還元金・・・550万円 |
全額償還 | 一部繰上償還(100万円償還) | |
償還終了年月 | 令和5年6月(168月短縮) | 令和16年9月(33月短縮) |
軽減利息 | 約50万円 | 約17万円 |
事例2 繰上償還に加え、償還額を増やしたい(2万円→5万円) |
貸付金額・・・・・・・550万円 貸付期間・・・・・・・平成24年3月~令和22年2月 償還額・・・・・・・・例月払 20,000円 現在の未償還元金・・・360万円 繰上償還額・・・・・・50万円 変更後の償還額・・・・例月払 50,000円(増額したい) |
一部繰上償還(50万円償還)【償還額増額】 | |
償還終了年月 | 令和10年11月(135月短縮) |
軽減利息 | 約28万円 |
事例3 60歳で返済を終わらせたい |
貸付金額・・・・・・・1,500万円 貸付期間・・・・・・・平成15年10月~令和10年9月 償還額・・・・・・・・例月払 55,000円 現在の未償還元金・・・350万円 60歳を迎える年度・・・令和6年度 |
令和6年度中に償還を終了するためには 230万円の繰上償還 が必要
一部繰上償還(230万円償還)【期間短縮】 | |
償還終了年月 | 令和7年2月(43月短縮) |
軽減利息 | 約10万円 |
事例4 毎月の償還額を減らしたい(7万円→3.5万円) |
貸付金額・・・・・・・1,900万円 貸付期間・・・・・・・平成18年12月~令和8年6月 償還額・・・・・・・・例月払 70,000円 現在の未償還元金・・・250万円 変更後の償還額・・・・例月払 35,000円(減額したい) |
償還額を7万円から3.5万円に減額するためには 130万円の繰上償還 が必要
一部繰上償還(130万円償還)【償還額減額】 | |
償還終了年月 | 令和8年5月(1月短縮) |
軽減利息 | 約2.5万円 |
貸付課 貸付収納担当
03-5320-7383